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白髪染めをやめたい人へ。ハイライトで白髪を馴染ませる「脱白髪染め」のメリット・デメリット

「染めても2週間ですぐにキラキラした根元が気になってしまう」
「白髪染めを繰り返して、髪が真っ黒で重たい印象になるのが悩み」
「いつまでこの白髪染めルーティンを続ければいいの……?」

そんな「白髪染め疲れ」を感じていませんか?

今、そんな大人の女性たちの間で、あえて白髪を隠さずに活かす「脱白髪染め(白髪ぼかしハイライト)」という選択肢がスタンダードになりつつあります。

この記事では、ハイライトカラー専門店である私たちが、白髪染めをやめてハイライトに切り替えることの本当のメリットと、事前に知っておくべきデメリットを包み隠さず解説します。

1. そもそも「脱白髪染めハイライト」とは?

これまでの白髪染めは「黒や濃い茶色で塗りつぶして隠す」方法でした。

対して「脱白髪染めハイライト」は、ブリーチを使って細かい筋状の明るい色(ハイライト)を入れ、白髪・黒髪・ハイライトをミックスさせて境界線をぼかす技術です。

・白髪染め: 白髪を「隠す」発想
・脱白髪染め: 白髪を「馴染ませてデザインの一部にする」発想

白髪がハイライトの明るさに紛れるため、伸びてきても「ここからが白髪!」という境界線が目立ちにくくなります。

[Image: 従来の白髪染めと、ハイライトを入れた状態のイラスト比較図]

2. 白髪染めをやめる!ハイライトを入れる4つのメリット

① 根元の白髪が伸びても気にならなくなる

最大のメリットはこれです。ベースが明るくなり、ハイライトの縦のラインが入ることで、根元の白髪と既染部の境目がボケます。「あ、伸びてきたな」と感じるまでの期間が圧倒的に長くなります。

② 美容室に行く頻度を減らせる

今まで3週間に1度染めていた方が、1.5ヶ月〜2ヶ月に1度でも気にならなくなったというケースが多くあります。時間的にも経済的にもゆとりが生まれます。

③ 「明るい髪色」や「透明感」を楽しめる

白髪染め特有の「赤み」「濁り」がなくなり、ベージュやグレージュといった、透明感のある若々しいカラーを楽しめるようになります。肌のトーンアップ効果も期待できます。

④ 繰り返すほど髪が綺麗に見える(脱・白髪染め染料)

白髪染めの強い染料(ジアミン等)をベタ塗りしなくなるため、頭皮への負担が減ります。また、髪に残留している暗い色素が徐々に抜けていくため、回数を重ねるごとに綺麗な透明感が出やすくなります。

3. 後悔しないために。知っておくべきデメリットと注意点

① ブリーチによるダメージのリスク

ハイライトにはブリーチを使用するため、少なからず髪に負担はかかります。

【解決策】 当店では、ダメージを90%以上カットすると言われる「ケアブリーチ」を使用し、処理剤で栄養を補給しながら施術するため、バサバサになるのを防ぎます。

② 施術時間と初期費用がかかる

ホイルを使って細かくチップ(毛束)を取っていくため、通常のカラーよりも時間がかかります(プラス1時間程度)。また、技術料がかかるため1回の単価は上がります。

【解決策】 頻度が減るため、年間トータルコストで見ると意外と変わらない、あるいは安くなることも多いです。

③ 職場でのトーン(明るさ)制限

白髪をぼかすためには、ある程度の明るさが必要です。厳しい職場環境の場合は注意が必要です。

【解決策】 「シークレットハイライト」という極細の入れ方なら、職場でも浮かないナチュラルな仕上がりが可能です。

④ 色落ちが早い(最初は黄色くなりやすい)

ブリーチ部分は色が抜けやすいため、最初は黄色っぽく色が落ちてくることがあります。

【解決策】 ご自宅での「紫シャンプー(ムラシャン)」の使用をおすすめしています。これで黄ばみを抑え、綺麗なベージュをキープできます。

4. 【事例紹介】ハイライトでこんなに変わる

白髪の多さを「強み」に変える、大人のシルバーハイライト

白髪の量が多く、すぐに根元が気になってしまう方におすすめのスタイルです。 Beforeでは白髪の黄ばみや乾燥が目立っていましたが、Afterでは白髪を無理に隠さず、ハイライトとシルバー系のカラーを被せることで、透明感のある美しい「グレイヘア風デザイン」へと昇華させました。白髪が多いからこそ実現できる、濁りのない綺麗な発色です。

こんな人におすすめ

・白髪の量が多い、顔まわりに集中している方
・将来的にグレイヘアへ移行していきたい方
・黄ばみを抑えて、艶のある上品な髪色になりたい方

白髪染め特有の「赤み」を解消。透明感グレージュ

長年続けた白髪染めによって、髪が赤茶っぽく退色してしまっていた事例です。この独特の赤みは、通常のカラーだけではなかなか消せません。 細かくハイライトを入れることで色素を削り、赤みを完全に打ち消すグレージュカラーをオン。職場でも浮かない落ち着いたトーンでありながら、光に透けるような柔らかさと透明感が生まれています。

こんな人におすすめ

・白髪染めが色落ちした時の「赤茶色」が嫌な方
・仕事の関係で髪をあまり明るくできない方
・暗めでも重たく見えない、透明感のある髪色にしたい方

立体感ゼロのペタンコ髪に、動きと華やかさをプラス

白髪染めで全体が均一な色になり、のっぺりと重たい印象になっていたロングヘアの事例です。 表面を中心に計算されたスジ状のハイライトを入れることで、髪に自然な陰影が生まれ、立体感と毛流れが強調されました。根元の白髪が伸びてきても、このハイライトの縦ラインが視線を逸らしてくれるため、プリン状態が目立ちにくくなるのも大きなメリットです。

こんな人におすすめ

・髪にボリュームがなく、ペタンとして見えるのが悩みの方
・巻いた時に動きが出る、華やかなスタイルが好きな方
・美容室に行く頻度を少しでも伸ばしたい方

「白髪染め=暗い」は卒業!肌を明るく見せるベージュカラー

「白髪を隠すためには暗くするしかない」と諦めていたショートボブの事例です。 思い切って明るめのベージュ系ハイライトをたっぷり入れることで、白髪をハイライトの明るさに馴染ませてぼかしました。髪色が明るくなることで顔周りの印象がパッと華やぎ、肌のトーンまで明るく健康的に見せる「若見え効果」抜群のスタイルです。

こんな人におすすめ

・暗く重たい白髪染めをやめて、明るい髪色を楽しみたい方
・顔色がくすんで見えるのが悩みの方
・若々しく、柔らかな雰囲気にイメージチェンジしたい方

職場もOK!「染めた感」を出さずに赤みを消す、大人のシークレットハイライト

「職場で浮くのは困る」「派手なメッシュは苦手」という方に自信を持っておすすめする、ナチュラルな脱白髪染め(シークレットハイライト)です。 極細のハイライトで白髪をぼかしつつ、日本人特有の赤みを消すグレージュカラーで整えました。一見すると地毛のように自然ですが、透明感と艶は段違い。伸びてきた白髪も馴染みやすく、清潔感のある上品な仕上がりです。

こんな人におすすめ

・仕事の制限があり、髪をあまり明るくできない方
・ハイライトの筋感(メッシュ)を目立たせたくない方
・パサついて見える髪に、艶と透明感を取り戻したい方

脱・重たい白髪染め。ふんわりボリュームと明るさを叶えるベージュカラー

白髪染めの繰り返しで、暗くのっぺりと重たい印象になっていたショートボブの変身事例です。 表面に細かく入れたハイライトが、髪に自然な陰影と「動き」を与え、ふんわりとしたボリューム感を演出しています。色は肌馴染みの良いベージュブラウンを選定。暗い髪色では出せない柔らかな質感が、お顔全体の雰囲気を優しく、若々しく見せてくれます。

こんな人におすすめ

・白髪染めで髪が黒く、重たく見えるのが悩みの方
・ペタンとなりがちな髪に、ふんわりとしたボリュームが欲しい方
・上品で明るい、大人のブラウンヘアを楽しみたい方

5. よくある質問 Q&A

Q. 白髪が多くてもできますか?

A. はい、むしろ白髪が多い方ほどハイライトの効果(馴染みの良さ)を実感していただけます。

Q. 縮毛矯正をしていてもハイライトはできますか?

A. 髪の状態によりますが、リスクが高いため慎重な判断が必要です。当店では髪の体力を診断し、無理のない範囲でご提案させていただきます。

Q. ハイライトは毎回入れる必要がありますか?

A. いいえ、ハイライトを入れるのは4〜6ヶ月に1回程度で大丈夫です。間の期間は、オンカラー(色味の補充)のみでメンテナンスします。

6. まとめ:白髪を「隠す」から「活かす」へ

白髪染めをやめることは、単にカラー剤を変えるだけでなく、「白髪が生えてくることへのストレス」から解放されることでもあります。

ハイライトを入れることで、鏡を見るのが憂鬱だった毎日が、ヘアスタイルを楽しむ毎日に変わります。

「私の髪でもできるかな?」と不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたのライフスタイルや白髪の量に合わせた、最適なハイライトデザインをご提案します。

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