ブログ

ハイライトの色持ちを「2倍」にする!美容師が教える「紫シャンプー(ムラシャン)」の正しい使い方とホームケア

「染めたての色」を諦めていませんか?

「美容室帰りは最高の透明感だったのに、2週間経ったらなんだか黄色っぽくキラキラしてきた……」

そんな経験はありませんか?

ハイライト、特にブリーチを使用したカラーは、どうしても色落ちが早いのが宿命です。

しかし、お家でのケア方法を少し変えるだけで、その綺麗な色を1ヶ月、2ヶ月とキープすることは十分に可能です。

今回は、ハイライト専門店である私たちが、お客様に必ずおすすめしている

「色持ちを劇的に良くする最強アイテム
=紫シャンプー」

の秘密と、プロ直伝の正しい使い方を解説します。

なぜ、ハイライトは時間が経つと「黄色」になるの?

まず、敵を知ることから始めましょう。なぜ色は抜けて、黄色くなるのでしょうか。

日本人の髪は「黄色」が残りやすい

ブリーチ 黄ばみ 色抜け

日本人の黒髪には、もともと「赤」や「黄色」の色素が多く含まれています。

ブリーチで脱色すると、黒→茶→オレンジ→黄色 という順で色が抜けていきます。

その上からアッシュやベージュなどのカラーを被せているのですが、日々のシャンプーで被せた色が落ちると、下地に残っていた「素材の黄色」が顔を出してしまうのです。

これが、嫌な「黄ばみ・キンキン」の正体です。

救世主「紫シャンプー(ムラシャン)」とは?

ムラサキシャンプーの大定番「クオルシア カラーシャンプー」

 

そこで登場するのが「紫色のシャンプー」、通称ムラシャンです。 なぜ紫色なのでしょうか?

黄色の反対は「紫」だから

ムラサキシャンプー 効果 なぜ 使い方

美術の授業で習った「色相環(しきそうかん)」を思い出してください。

「黄色」の反対側(補色)にあるのが「紫色」です。

色同士はお互いを打ち消し合う性質があるため、黄色くなってしまった髪に紫色の色素を補充することで、黄ばみを打ち消し、透明感のある白やベージュに戻すことができるのです。

・普通のシャンプー: 汚れを落とすだけ(色は落ちる一方)
・紫シャンプー: 汚れを落としながら、微量の「紫色素」を髪に入れる。

効果が出ない人はここが違う!プロ直伝「効かせる」4ステップ

「ムラシャンを使ってみたけど、あまり効果を感じなかった」 そんな方は、使い方が間違っている可能性があります。

ただ洗って流すだけでは効果は半減です。

STEP 1:まずは予洗いとお湯でしっかり流す

ムラサキシャンプーの使い方

髪にワックスやオイルがついていると、紫の色素が入りません。

まずは38度くらいのぬるま湯でしっかり予洗いし、汚れがひどい場合は普通のシャンプーで軽く洗って素髪の状態にします。

STEP 2:水気を切ってから、たっぷりの泡で「パック」する

ムラサキシャンプーの使い方

ここが最重要ポイントです。

ビショビショのままではなく、軽く水気を絞ります。

そして、紫シャンプーをよく泡立てて髪全体を包み込んだら、そのまま「3分〜5分」放置(泡パック)してください。 この放置時間の間に、じわじわと色素が浸透します。

STEP 3:毛先やハイライト部分には「重ね付け」

ムラサキシャンプーの使い方

ハイライトがしっかり入っている部分や、色が抜けやすい毛先には、泡の上からさらにシャンプー液を付け足して揉み込むと効果的です。

STEP 4:色水が出なくなるまで流し、トリートメントで蓋をする

しっかりと洗い流した後は、いつものトリートメントでコーティングして、入れた色素を閉じ込めます。

頻度はどれくらい?毎日は必要?

「毎日使ったほうがいいですか?」とよく聞かれますが、答えは「NO」です。

ベストは「3日に1回」

紫シャンプーは、洗浄力や保湿力が通常のシャンプーより弱いものが多いです(※商品によります)。

毎日使うとパサつきの原因になったり、逆に色が入りすぎて緑っぽく濁ったりすることがあります。

「3日に1回」または「週に2回」のペースで、いつものシャンプーと置き換えるのが理想的です。

使い始めるタイミング

美容室に行った「翌日」から使い始めるのではなく、「あれ、少し色が落ちてきたかな?(黄色くなってきたかな?)」と感じ始めたタイミング(約1週間後〜)からスタートするのが一番効率的です。

これも気をつけて!色落ちを加速させるNG行動

紫シャンプーを使う以外にも、これをやめるだけで色持ちは変わります。

熱すぎるシャワー(40度以上)
熱いお湯はキューティクルを開き、カラー色素を一気に流出させます。
38度前後のぬるま湯が鉄則です。

濡れたまま放置・自然乾燥
濡れている状態が一番色が抜けます。
お風呂上がりはすぐに洗い流さないトリートメントをつけ、「最短最速」でドライヤーをかけて乾かしましょう。

アイロンの温度が高すぎる
180度以上の高温アイロンを当てると、一瞬で色が飛びます(熱変性)。
ハイライト部分はデリケートなので、140度〜160度で使用してください。

まとめ:ホームケアは「裏切らない」

ハイライトカラーは、美容師の技術50%、お客様のホームケア50%で完成します。

少し手間に感じるかもしれませんが、3日に1回の紫シャンプーを取り入れるだけで、 「次回の来店まで、ずっと綺麗な髪」が手に入ります。

キンキンの金髪になるのが怖くてハイライトを迷っていた方も、このケア方法さえ知っていれば安心です。

当店おすすめのムラサキシャンプーはこちら

脱白髪染め・白髪ぼかしハイライトなら
ヘアカラー専門店ハイライトにおまかせください

「白髪でもおしゃれを楽しみたい」
そんな大人女性のために
カラー専門店ハイライトは誕生しました。

「白髪を暗く塗りつぶす」のではなく、
白髪を活かして透明感・立体感をプラスした
明るくおしゃれなヘアカラーを提案。

専門店ならではの技術とコスパで
もっと気軽に、もっとおしゃれを楽しめる。

「白髪が気になる毎日」を、
「鏡を見るのが楽しみな毎日」へ変えましょう。